一難去ってまた…フリートが攻勢混乱の火種に

 山口県下関地域では、これまで全農系SSによる低価格販売で非常に厳しい状況に追い込まれていたが、地元の懸命な取り組みによって、価格差はほとんど無くなってきていた。ところが、ここにきて大手フリートの低価格販売という新たな火種が発生、再び厳しい環境に置かれている。
 下関地域ではこれまで一般のSSでは考えられないような低価格で全農系SSが販売していたため、他の地域よりも10円以上安い価格で販売せざるを得ず、廃業するSSも出るという状況に追い込まれていた。これに対し地元では、公正取引委員会に不当廉売申請を繰り返し行うなどの活動を展開。こうした取り組みにより、全農系SSの販売価格も周辺の水準並みの価格を打ち出す姿勢を見せるようになってきていた。
 ところが、ここに来て大手フリートが低価格販売を開始。これが新たな火種となっている。地元からは、「ようやく全農系SSがおとなしくなったと思っていたら、今度は大手フリートが低価格販売を始めた。当然のことながら追随するSSも出てくるはず。このままだと、再び陥没地域になってしまう」「これまでにも一般のSSは多くが赤字経営となっているだけに、何とかしてもらいたい。そうしなければ、ほとんどのSSは倒産し、下関地域にはSSが無くなってしまう」など、大きな不安を抱く声が相次いでいる。