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2017年3月25日 print

ガソリン卸、陸上“独歩安”に変化

「市場正常化の端緒」指摘も

 ガソリン・スポット市場において大きな変化が生じている。慢性的だった陸上スポット安が一変し、輸入価格や海上スポットよりも割高になっている。2月以降続く元売による商社などへの出荷枠削減の影響が出ているとみられる。一方で、陸上高・海上安の展開に加え、独歩安だった陸上スポット価格が輸入価格並みの水準まで上昇したことについては「需給が適正化し始めた」(商社筋)と、市場正常化に向けた端緒と評価する声も聞かれる。
 陸上・海上のスポット価格と輸入価格の推移(グラフ)をみると、1~2月下旬まで輸入価格が独歩高で推移したほか、特に2月は陸上スポットが物流経費などで本来割安になるはずの海上スポットより低迷する状態だった。しかし、3月以降は陸上スポットと輸入価格が逆転し、陸上スポットがさらに上昇したため中旬には海上スポットも上回り、3指標の最高値に転じる格好となった。
 1月初めに輸入価格の5.9円安、海上スポットの1.1円安でスタートした陸上スポットは足元、輸入の2.5円高、海上の0.5円高前後でそれぞれ推移している。