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2017年3月27日 print

GINGA市況レポート【4月1週】2次基地玉が市場をリードする展開

TOCOM4月限納会値
・東京バージガソリン ㍑48.78円
・ 東京バージ灯油45.32円
・中京ローリーガソリン50.45円
・中京ローリー灯油46.27円
2月限ドバイ原油 最終決済価格 38,730円

※元売り改定の発表
・外資系元売先行指標 :全油種 スライド
・民族系最大手元売先行指標:全油種スライド
・旧メジャー系元売先行指標:全油種スライド

 ※原油価格の前週比:1.0円安。Dubai原油3/13~3/14分平均は約36.00円、3/21~3/22分平均は約35.00円ですので前週比約1.0円安となっています。12月月初の水準までいったん戻り、ここ2、3日は落ち着いた動きとなっています。
 東京商品取引所の納会については日中の売買において納会値を下げるような取引が見受けられ東京バージガソリンが48.78円と陸上よりも1.7円安い状態で納会を迎えました。4月以降の供給不安から受け手はSSや卸売業者、渡し手は輸入業者が中心といった形でバージ、ローリーともに受渡数量は伸びました。
 ガソリンについては3月末の決算期を目前に控えており、元売各社もあまり価格を下げたくないとの思惑があるかと考えられますが、2次基地が市場価格をリードする形で下値を削っていきました。製油所価格については「枠」が潤沢ではなかったため、2次基地ほどインパクトのある下げには至っていません。月内は本来であれば納会値のレベルから出荷が抑えられると思われるのですが、4月はじめの見通しが立ちにくく2次基地での取引が活発ではない地域については月末に仮需が発生する可能性があります。
 JXTGホールディングスの誕生でスポット玉の流動性がどの程度確保されるのか不透明な部分がありますが、内外格差の拡大により輸入が始まっていることもあり市況については2次基地が形成することになりそうです。
 灯油は先安観から売り込まれていましたが、先週から反発し始めました。3月23日発表の在庫量(3/12-3/18)は約121.3万㌔㍑となり、前年を上回っているものの過去最低値に迫っています。需要が後退していく中で最低在庫の更新の可能性はあると考えられますが、価格への影響は限定的だと思われます。しかしながら3月内については枠がないため元売の仕切価格レベルでの取引になってくると思われます。
 統合の影響については6月までは現行の状態が継続されるという憶測があるものの、いずれ現状とは違う流れの中で進んでいかざるを得なくなるのは確かであり、その様相が少しずつ見えてくるのがこれからだと思っています。
 元売各社の仕切りについては引き続きスライドになると予想します。
解説:ギンガエナジージャパン国内石油製品デスク 奈良麻理子アシスタントマネージャー
電話:03-5405-2431