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2017年3月30日 print

スポット市場・2月 T・ウインドウ成約970キロリットルに

TOCOMウィンドウ 前月比で90キロ増加 陸上103.3円成約価格

 卸価格の透明性、公平性・公正性の確保を求める議論が大詰めを迎えつつある。そして透明で公平・公正な価格指標作りに不可欠なのが信頼性の高い現物市場の構築だ。国内の代表的な現物市場であるJOX市場と東京商品取引所スポット市場である『TOCOMウインドウ』の2月実績を掲載。さらにギンガエナジージャパン国内石油製品デスク担当の奈良麻理子アシスタントマネージャーによる直近市場情勢の解説および見通しを紹介する。

 TT市場を引き継ぐ格好で1月からスタートした東京商品取引所の公設スポット市場TOCOMウインドウにおける2月成約実績をまとめた。それによると、陸上取引は累計数量は前月比90㌔㍑増の970㌔㍑(内訳:ガソリン820㌔㍑、灯油150㌔㍑)となり増加した。海上は累計2500㌔㍑(すべてガソリン)となった。一方、JOXの2月実績は、成約数量が全油種累計で前月比2万5888㌔㍑増、前年比21万464㌔㍑減の5万9488㌔㍑となった。ガソリン海上・京浜が前月比6600㌔㍑増、前年比7万4600㌔㍑減の1万3400㌔㍑という実績だったことが影響したとみられる。
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 価格はTOCOMウインドウの2月成約実績の平均値で、陸上はガソリン103・3円(前月比0・7円高、灯油50・9円(2・3円安)、海上はガソリン105・5円(2・2円高)。さらに成約価格および売買の唱え値から日々算出しているTOCOMウインドウ価格は2月平均価格で陸上がガソリン102・6円(0・7円高)、灯油50・7円(2・1円高)、海上がガソリン107・6円(0・7円高)、灯油51・5円(0・5円高)。また、JOXのガソリン京浜・2月平均価格は前月比2・1円高の103・4円だった。