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2017年3月31日 print

関東・商社系子会社が安値攻勢

 新年度を迎える中、商社系販売会社の動向に警戒感が高まっている。関東の一部地域では、広域量販SSと価格競争を激化させる商社系子会社SSに対し、ほかの商社からも「やり過ぎ」との声が上がるとともに、「在庫処理を自社系列でなんとかしたいのではないか」と憶測する。業転市場の先行きが不透明さを増し、需給動向への思惑の違いが市場に影響を与え始めた格好だ。

 石油専門商社の担当者は、最近の商社間の競争について「実際は業転を売るより、自社販売会社のSSをこれからどのようにするのかに関心が高い」と打ち明ける。JXTGが誕生することで、需給バランスが変化するとの見方が強く、業転市場の先行きに不透明感は強いという。

 自社についても「先行きに対しては焦燥感がある」とし、そのために「スポットの処理に取り組んでいる」ことを認める。同時に、系列販売会社を持つ商社について、「こういう流れの時は、最後は自分のSSで在庫を処理したがる」と指摘、結果的に商社系販売会社SSの拡販姿勢が強まっているとみる。

 「いま、自社系列会社でSSを直営することについては商社間で方針が異なる。だが、需給バランスの転機には調整弁的にSSを使うのは常套手段でもある」と断言し、今後も元売再編の動向次第で商社系販売子会社の拡販姿勢が強まることを示唆している。