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2017年3月29日 print

桐山コスモHD次期社長が会見「存在感ある第三極目指す」

社長交代の記者会見で握手する森川社長(右)と桐山副社長

  コスモエネルギーホールディングスは3月28日、6月の株主総会で正式決定する桐山浩副社長の社長昇格人事に関する記者会見を開催した。
 会見の中で、代表権のある会長に就任予定の森川桂造社長は「2012年に社長に就任したが、前年の東日本大震災で千葉製油所のLPGタンクが火災を起こし、翌年にはアスファルトの流出事故が起きた。社長に就任して最初の課題は安全を確保したうえでの千葉製油所の再稼働だった。幸い、13年秋に再稼働を果たせた。一方、社長就任とともに収益力向上のために様々な施策に取り組み、何とか安定的な収益を上げていく基盤づくりはできたと考えている。18年から始まる第6次中計を策定する17年にバトンを渡すのが最適のタイミングと考え、社長退任を決意した。後任の桐山副社長は豊富な知見と経験を有し、実務能力も申し分ない。桐山新社長のリーダーシップのもと、経営環境が厳しい中、迅速かつ柔軟な意思決定を行うことで、コスモグループの持続的な成長を実現できるものと確信している」と社長交代の経緯を説明した。
 これに対して桐山副社長は「業界再編という大きなうねりの中での社長拝命となるが、第5次中計の仕上げの年となるので、まずは中計の達成に全力を注ぎたい。さらに18年から始まる第6次中計を策定する年にもあたる。業界の第三極として存在感のある会社となるよう、お客様や株主、社員をはじめとしたステークホルダーの皆様にご協力いただき、全身全霊を捧げて社長業に取り組んでいきたい」と抱負を述べた。
 さらに質疑応答の中で桐山副社長は、「JXTGという大きな存在が誕生するが、どう受け止めているか」との質問に対して、「脅威というより、ある種期待を感じている。リーダーシップを発揮していただき、業界安定につながっていけばと考えている」と回答した。
 一方、「やり残した課題は」との質問に対しては、森川社長が「製油所火災の被害損失と稼働停止による実損、原油高騰による在庫評価損、ヘイル油田などへの投資。これらによってバランスシートを悪化させてしまったこと。やり残したことはまさに、中計の目標であった財務体質改善が実現できなかったこと。新社長に、次の5年の中計で取り組んでいただきたいと考えている」と回答した。