近畿・大阪
連載
2020年1月8日
【東西南北】奈良・平井勝也副理事長 ★地域密着
災害に備え満タン声掛け
大和高田市は奈良県中西部に位置し、中和葛城地域の中核都市。バブル期に大阪方面へのベッドタウンとして人口が増大したが、いまでは人口は減少に転じ、高齢化が始まっている。同市を貫く国道165号沿いで、典型的な地域密着SSを運営するのが、平井石油(JXTG系)。その陣頭指揮にあたる平井勝也社長は、奈良石商・副理事長も務める。
同社は地域密着SSとしての強みを生かし、介護用品のレンタル・販売も手掛けている。いまでは幅広いニーズに応えるまでにビジネスモデルは成長した。一方でレンタカー事業も手掛け、こちらも様々な要望に応じるまでに事業は拡大。平井社長も「結構利用してもらっている」と笑う。
大型災害があれば被害は大きくなる可能性の立地。住民拠点SSとして、「備えあれば憂いなし」と顧客への「満タン」の声掛けも怠らない。配達でも夏冬関係なく、顧客ニーズに合わせて配達をする。
「満タン&灯油プラス1缶運動はこの店の社訓みたいなもの」と地域とともに生きる決意を語る。