中国支部理事会 各県活動状況など報告
全石連中国支部(大野徹支部長)は先ごろ広島市内で理事会を開き、『満タン&灯油プラス1缶運動』の積極的推進をはじめとする今年度の活動状況について報告するとともに、コンタミ防止やSS過疎地問題など、山積する諸課題について意見交換を行った。
各部会・委員会報告では、キャノピー下の水銀灯のLED化推進(土田好明共同事業副部会長)や、SS店頭アンケート結果を参考とした『満タン運動』の効率的広報手段の検討(吉延嘉一郎満タン&灯油プラス1缶運動推進委員)などについて担当役員が説明。
また、意見交換では、コンタミ防止について、「ローリーのノズルとSS給油口のキャップの色を油種別に統一するよう働きかけてはどうか」(廣川正一広島石商副理事長)といった提案もなされるなど、活発な議論が行われた。
一方、各県報告では島根から、現在県独自に作成中の『災害対応マニュアル』、灯油の利用促進へ向けた2回目となる石油連盟との合同自治体訪問の実施について報告。
山口は、経営環境の改善を最大の目標に、県内の全農エネSSの廉売問題の是正に引き続き全力を注ぐとしたほか、鳥取は海上自衛隊舞鶴地方総監部と締結した「災害等の非常時における燃料等の確保に関する協定」による燃料安定供給支援と併せ、受注機会の増大へ向けた関係構築の促進を挙げた。
広島はSS過疎地の問題に対応していくため、県議を中心に議連を創設、継続的に勉強会を開催していくことを、また岡山は昨年11月に開催した臨時総代会で議決した石油会館の売却について万全の態勢で臨むことなどを報告した。
大野支部長は『満タン運動』について、「長期の休暇となる年末・年始をぜひ満タンで、そして灯油も1缶のゆとりをもって過ごしてもらえるよう、各SSでも呼びかけてほしい」と、同運動の浸透を目指し、来年度も積極的なPR活動への協力を改めて求めた。