九州・沖縄 組織

大分・新年賀詞交歓会 結束力で新時代開く

中東情勢に不安の声も

 大分石商、県油政連、石商大分支部の賀詞交歓会がこのほど、大分市のホテルで開催された。広瀬勝貞知事や国会議員ら来賓を含めて130人余りが出席した。米国とイランの対立が深刻化している時だけにSS業界への影響も懸念されたが、「組合に結集し困難を乗り切ろう」と新年に向けて期待と抱負を語り合った。(一部既報)

「組合の力」を強調する西理事長 
「組合の力」を強調する西理事長 

 組合役員、理事をはじめ衛藤晟一、岩屋毅の両国会議員、佐藤樹一郎大分市長、SS関係者らが出席した。
 西謙二理事長は「県内のSSはかつての半分になったが、信頼と協調の基本理念のもとで組合の力を発揮して新しい時代を切り開こう」とあいさつした。
 広瀬知事はSSについて「県民の生活を支えるエネルギー供給という重責を担っていただいている。安心・安全や防犯、防災の面からも大変重要な存在だ」と述べた。
 また昨年、ラグビーのワールドカップが開催されたことに触れ、「国内国外から多くの方が大分県を訪れ、大いに盛り上がった」と前置きし、「SS業界を取り巻く環境は厳しいが、組合は『ワンチーム』として結束し、乗り越えていただきたい」と話した。
 永岡壯三・油政連会長の音頭で乾杯。米国とイランの対立が激化し、中東全体を巻き込んだ紛争に拡大することも考えられるような状態になっているために、会場では原油価格と仕切りの高騰、SSでの店頭価格への影響について「このまま値上がりが続いたら、200円を超える可能性もある」「ますます販売量が減るのでは」などの不安の声も出ていた。