中部・愛知 組織 インタビュー

太田啓一油政連中部支部長新年メッセージ 

組織力で山積する課題解決へ

 政治と一体となって業界の発展を目指す全国石油政治連盟。その活動がますます重要視される中で、直面する課題や2020年の見通しなどについて太田啓一油政連中部支部長に聞いた。

年頭所感で油政連活動の重要性を語る太田支部長
年頭所感で油政連活動の重要性を語る太田支部長

 ――自民党石油議連との連携など油政連活動は活発化しているが。
 中小や過疎地のSSなどが厳しい中でも経営維持できるよう地下タンク、ローリー、非常用発電機などの整備が進んでいる。こうした石油関連予算が確保できているのも、石油議連の支援があればこそ。その意味で全石連―油政連―議連との連携は進化していると思う。しかし、EVなど次世代車への公平な課税などまだまだ課題は多い。個人は微力だが組織力でこうした問題に取り組んでいかなくてはならない。
 ――昨夏は参院選で国政に業界代表を送る難しさを感じたが。
 準備不足や候補者名の浸透など不十分な点が多々あった。我々の業界代表として活躍してくれる候補を早くから決め、全国のSSが応援する態勢をしっかり整えないと国政選挙は戦えない。いろいろな面で考えさせられた選挙結果だった。
 ――深刻な人手不足については。
 新卒者の応募はほとんどない、危険物を扱うSSに外国人労働者は認められない。現在、働いてくれているパートやアルバイト従業員は年収103万円を超えたら課税で手取りが大きく減り、130万円以上になると扶養家族からもはずされる。こうした年収限度額の壁が頑張りたい人、働くことに喜びを感じている人、稼ぐ楽しさなど仕事への意欲を失わさせている。おかしな制度が立ちはだかっているように感じる。働き方改革の矛盾点も含め、政治の力を借りて正していかないと人手不足は深刻になるばかりだ。
 ――油政連は中央での活動が多い。中部6県を含めて感想を。
 組合役員を務める皆さんはSS経営の社長さんがほとんど。商売第一にもかかわらず、地方も含め役員の皆さんは大変な努力で組合活動を支えている。油政連については、政権与党の自民党が圧倒的に強い北陸や岐阜、さらに三重など各県とも活発に動き、結束を強化している。愛知も野党勢力が強いとはいえ、政権与党の議連加入議員などに一層の協力を求めていきたい。