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福岡不正軽油防止対策会議・啓発活動計画など協議

福岡県不正軽油防止対策会議の幹事会が1月22日、福岡市で開催され(写真)、「不正軽油は悪質な脱税行為で、環境汚染の原因となる」と防止活動の強化について意見交換し、今年度の計画などを決めた。福岡石商(喜多村利秀理事長)は活動状況を報告した。
 同会議事務局長の西山浩史税務課長は「軽油引取税は県税収の6%を占める貴重な財源。不正軽油は脱税であり、環境にも悪影響を与える悪質な行為だが、全国的に不正事案が後を絶たず、巧妙化、広域化している。適正・公平な課税のためにも関係機関が連携して対応したい」と強調した。
 また、同石商の難波治専務理事は不正軽油撲滅の啓発ポスター、チラシを全組合員に配布、掲示していることを報告したほか、「路上抜取検査へも協力し、“不正軽油ホットライン”を活用して情報提供を呼びかけている。今後とも税務課、関係機関と一体となって不正軽油の追放に取り組む」と説明。
 今後の活動として啓発用ポケットティッシュを6万個作成、石商などを通じて配布するほか、10月には道路情報掲示板や県民ホールでの広報などを行うことを決めた。