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聖火台と聖火リレートーチに「ENEOS水素」供給へ

 JXTGエネルギーは1月24日、オリンピック・パラリンピックの聖火台および福島、東京、愛知3都県の一部区間における聖火リレートーチ向け燃料として、東京2020オフィシャル水素“ENEOS水素”を供給すると発表した。こうした取り組みは大会史上初となる。
 国立競技場に設置される聖火台(開会式・閉会式で使用)と、お台場地区の「夢の大橋」に設置予定の聖火台(大会期間中に使用)に水素を安定供給する。国立競技場の聖火台に供給する水素は、NEDO・経済産業省との連携のもと、福島水素エネルギー研究フィールド(浪江町)で製造される。
 また、聖火リレートーチは主にLPガスを使用し、グループ会社のENEOSグローブが供給するが、一部地域では水素を用いる。
 同社は東京1964五輪で聖火向けに灯油とガスを供給した歴史があり、今会は大会車両として投入されるFCV約500台にも水素を供給することを通じ、持続可能性に配慮した大会準備・運営を目指す組織委員会の取り組みをサポートする。