関東・東京 組織

茨城石協・油外収益キャンペーン

茨城では今年も組合あげて油外収益強化に取り組む(写真はイメージです)
茨城では今年も組合あげて油外収益強化に取り組む(写真はイメージです)

 茨城石協経営委員会(稲葉修一委員長)は今年も11月21日から12月31日までの40日間、SSの収益確保策として“油外収益拡大月間”キャンペーンを実施することを決めた。現在参加SSを募集中だ。
  同キャンペーンは過当競争の影響でSSの収益が落ち込んでいる中で、“「車の安全点検」オイル・タイヤ・洗車ワックスは当SSで!”をキャッチフレーズに、カー用品専門店など他業界に流れている、カーケアの顧客をSS業界に呼び戻し、SSの経営改善につなげていくのが狙いだ。期間中はSS店頭でのノボリ掲示やチラシ配布などでユーザーにキャンペーンを強くアピールしていく。
 参加費は1SSにつき3000円とし、組合員以外にも元売会社やタイヤ販売会社、洗車機メーカーなどからも協賛金を募り、石油業界一体となって、油外収益の強化・拡充に努めていく計画だ。なお、昨年は前年の176SSを上回る181SSが参加した。
 昨年参加した組合員SSからは、「油外収益のアップに役立っている」と評価する声が多数上がっており、年末商戦に向け収益拡大に弾みをつけたい考えだ。
 同キャンペーンを主催する稲葉委員長は、「今年は200以上のSSに参加してほしいと考えている。こうした組合員共通のイベントを実施することで、組合員同士の横の連携強化につなげていきたい。単なる一過性のイベントで終わらせずに、参加SSの成功事例を共有したり、もしくは検証するなどして、お互いの経営力を高めることにもつなげていきたい」と、イベントの意義を強調する。また、「参加を促すためにも、成功事例を公表したり、表彰制度を拡充するなどして、魅力あるイベントにすることも考えている」と、多くのSSが参加しやすい環境づくりも検討している。
 なお、キャンペーンの問い合わせは同石協事務局(電話=029|224|2421)まで。