全国 関東・東京 特集

【2020 新年特集】 全国企画(山梨) 我が社・SSの金メダル

~地域にさん然と輝く取り組みを紹介~

 東京オリンピック・パラリンピックイヤーとなる2020年の全国企画を飾るのは、『我が社・SSの金メダル』。①水産王国稚内を支えてきた販売業者②地域貢献でソフトバレーボール大会を後援する販売業者③金メダル級のお米を販売する販売業者④コーティングの全国大会に山梨チャンピオンとして出場したSSマン⑤24年のパリ五輪を目指す中学1年生を支援する販売業者⑥全国制覇を果たした軟式野球部を持つ販売業者⑦洗車の技術と顧客管理で圧倒的な実績を上げるSSウーマン⑧シェルのリテーラー部門世界一となった販売業者⑨旧銀行の建物を維持・管理し、町おこしを支える販売業者―という、9つの地域にさん然と輝く金メダル級の取り組みを紹介する。

鶴田さんのユニフォームには「技術コンテストチャンピオン」の刺しゅうが輝く
鶴田さんのユニフォームには「技術コンテストチャンピオン」の刺しゅうが輝く

穴水向町店・コーティング技術で全国大会へ
原動力はお客様の“感動と感謝”

 カーコーティングの①作業の正確さ②作業時間の短さ③仕上がりのきれいさ―を競うため、全国から1661人が参加した『第6回2019年キーパー技術コンテスト』で、穴水(本社・甲府市、西川一徳社長・JXTG系)Dr.Drive向町店の鶴田宏平さんは山梨代表の看板を背負い、初めて王座をかけた全国大会の舞台に臨んだ。
 同コンテストは後継者育成の観点から、全国大会に2度出場した選手は「殿堂入り」として順位にかかわらず次年度以降の出場資格を失う。惜しくも6位以内の入賞は逃したが、全国大会経験者が多く出場する中での奮闘となった。
 そんな鶴田さんの技術指導に当たったのは、別店舗で店長を務める武井征矢さん。2017年、18年と2年連続で山梨県トップの座に輝き、18年大会ではファイナリストに選ばれ、全国8位の成績を収めたまさにスペシャリストだ。
 給油やピット作業などの日常業務のかたわら、武井さんの指導で練習を重ねていた日々を「コーティングをやり始めたころから、基礎からしっかりと教えていただいた。いわばプロスポーツ選手に一から教わるようなもので大変心強かった」という。
 いかにお客さんを待たせず、完璧に仕上げるか―。鶴田さんを動かす原動力は、お客さんからの〝感動と感謝〟。「どうやって付加価値を見つけるかにやりがいを感じる。お客さんの“ありがとう”の声も励みになり、わざわざコーティングのためだけに来てくれる市外のお客さんもいる」と語る。
 25歳と若手ながら、SSに務めて丸7年。車が好きでこの業界に入ることを決めた。次年度を見据えて「初めての大会だったので緊張したが、県チャンピオンとして優勝したときの喜びは大きかった。次回こそ全国優勝を目指して頑張りたい」と気合十分だ。