【2020 新年特集】 四国特集 〝四国はひとつ〟を合言葉に➂
今年の全石連総会・SSビジネス見本市を高知で開催する四国支部。減販の進展は全国を上回り、人手不足や高齢化も急速なスピードで進行している地域ではあるが、素晴らしい四国の魅力を満喫してもらえるよう1つになって成功を目指す。四国地区の現状や課題、高知総会に向けての抱負を四国支部長と4県の理事長に聞いた。
【高知・武井勝一理事長】
高知の良さぜひ堪能を
――市場環境は比較的安定しているが
販売数量が全国でも最少レベルである以上、マージンを取る経営を心掛けるしかない。新しい年も健全経営の推進に向けて努力し、安定化に努めたい。
――直面している課題は
人手不足が慢性化している。そのうえ働き方改革の導入で休日の確保が必要となった。地域の人が困らない範囲で営業時間の短縮や日曜休業を進めて休日を確保しないと、平日の配達などにも大きな影響が出る可能性がある。さらに減販にも歯止めがかからないため、コスト負担にも耐えられるよう、しっかりとマージンを取ることが大事だ。
――SS過疎地について
SS過疎地の問題は我々だけで対応することは難しく、行政との連携が重要になる。南海トラフ地震発生時には大きな被害が想定されていることから、SSネットワークの維持は最も重要な課題の1つだ。県との災害協定も状況に合ったものに見直す必要があると考えている。
――高知総会に向けて
いよいよ半年後に迫ってきたが順調に準備は進んでいる。ホテルの確保には、苦労したものの、そこもクリアできてここまで来た。全国からお集まりいただく機会は少ないと思うが、まずは来ていただくことに意義があると思っている。人も良い、料理も美味しい高知を体験して、十分に堪能していただきたい。そして来て良かったと言っていただけるようしっかりとおもてなしをしたい。