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自動車工業4団体賀詞交歓会 交通事故ゼロ社会目指す

 自動車工業4団体は1月7日、賀詞交歓会を開催した。代表あいさつで日本自動車工業会の神子柴寿昭副会長(本田技研会長=写真)は、「昨年は東京モーターショーに全産業で取り組んだ結果130万人超が来場し、特に若年層や女性が増加した。一方、自然災害が続き電動車両の給電機能が注目されたが、迷わず使えるようにする普及啓発の必要性を強く実感した。また、高齢者によるアクセル・ブレーキ踏み間違い事故が社会問題化した。補正予算案にサポカー補助金が盛り込まれ、迅速に支援策が講じられた。さらなる安全運転技術の開発・普及に取り組んでいきたい」などと訴えた。
 一方、東京五輪が日本の技術力を世界にアピールする大きなチャンスと捉え、「自動運転の実証実験を公開する。交通事故ゼロ社会の実現は、自動車産業共通の目標。究極の安全・安心を目指し、業界の思いを1つにして社会に役立つようにすることが重要だ。クルマが一人ひとりの暮らしをより豊かにしていくようなモビリティ社会の実現に向けて、ワンチームで取り組みを加速する1年にしたい」と抱負を述べた。