関東・東京 組織

神奈川・令鷗塾 顧客ニーズ捉え活路を

神奈川石商・協(木所章理事長)は1月9日、次代を担う若手の会「令鷗塾」(兵藤忠洋塾長)の第3回目となる会合を横浜市内で開き、UDEXコンサルティング・インクの西尾直毅代表をコーディネーターに迎え、SSが地域に根差して生き残るため「顧客ニーズに応えるビジネスとSSのあり方」について討論した。
 兵藤塾長(写真)は冒頭のあいさつで「昨年末は原油価格が上がっていく中で終わり、年明けは中東地域の緊張感が高まっている。原油価格に振り回されるのではなく、お客様のニーズをしっかり汲み取り、会社としてあるべき姿を組み立てられるように積極的な意見交換をしていきたい」と述べた。
 西尾氏は「今後人口は減り、消費・需要も落ちていく。収益を伸ばすには消費者に求められる価値を増やすしかない」と話したうえで、「SSビジネスの強化案として現状をベースにする場合は洗車・配達の強化、油外商品の増販など、変革させる場合はコンビニ増設や休日にSSを開放してフリーマーケットを行うなど、外部と連携する場合は地域情報の提供サービスや特産品の販売など、地域ニーズに合わせて取り組みを考えることが大事」と強調した。