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2020年1月16日
肩すかしの年末年始商戦 量は前年並み、冬物低調
最大9連休の大型休暇となった年末年始だが、中国地方のSSではガソリンは例年並みの状況を維持するのがやっとというところが多く、暖冬の影響もあり灯油や冬用タイヤの需要も低調と振るわなかった。
山口市、島根県松江市、鳥取県米子市などではガソリン販売量はほぼ例年並みの水準で推移。ただし例年に比べて降雪のない山陰地方では、冬用タイヤの販売や交換が非常に低調で「このままシーズン終わりを迎えてしまうのではないか」といった危機感が広がっている。「灯油も出るには出るが、暖かいため需要が伸びない」と、こちらも厳しい状況が続いているようだ。
一方、高速道路の状況は年末年始は好天に恵まれたこともあって主な11区間の平均断面交通量が前年の同期間と比べて約7%増加し、期間最大日交通量も11区間の平均で約11%増加。5キロメートル以上の渋滞発生回数も合計28回と前年同期に比べ9回増えた。
山陽道のSAにあるSS関係者は「昨年の年末年始は西日本豪雨の影響もあって大きく落ち込んだが、一昨年並みのところまではなんとか戻った」と回復が進んだことに胸をなでおろしていた。
またフルSSの中には働き方改革への対応として元旦から5日までを休業したところもあり、そうした地区ではセルフSSが好調に推移したようだ。