全国 市場

【ガソリン小売市況:1月 第3週】 市場に広がるタイト感

 ◎北海道…札幌はセルフ149円程度、フル151~2円、安値量販セルフ147・8円表示で昨年12月27日以降変わらず。


 ◎東北…セルフは仙台市で142~150円と横ばい。福島市は引き締まって155~8円。盛岡市は強含み140~6円。秋田市は145~7円、山形市142~159円、青森市134~148円でいずれも変わらず。


 ◎北関東…群馬は高崎市でセルフが149円程度。栃木は県北144~8円、県央142~8円、県南は142円前後。茨城はセルフ140円台。


 ◎首都圏…埼玉は所沢市で大手フリートがフリー143円、民族系・元売販社が141円。中堅フリートは141円、元外資系・元売販社は144円。千葉はセルフ140円台中心。都内の主要幹線沿い量販店は上昇傾向で、140円台後半の表示が増えている。


 ◎山静…静岡市内はセルフ149~151円、県東部143~6円、県西部は144~6円前後。山梨は150円前後中心。


 ◎東海…愛知、三重、岐阜とも3~7円上昇し150円台の看板が急増している。一方、愛知の名古屋市西部PBクイックピット富田132円、常滑のバロンパークとコストコが134円。三重でも明和町のクイックピットや伊勢市のPBベストバリューなどが131円、岐阜羽島コストコ133円など130円台も多い。現状に名古屋市内のセルフSSからは「店頭表示151円は久しぶり。このままの状況が続けばいいのだが」と先行きを警戒する声も。


 ◎北陸…全体に150円前後まで上昇している。石川のコストコ野々市は135円、PBカナショクとプラントガス138円。富山のコストコ射水138円、福井のミタニ系140円と安売り攻勢は依然少なくない。


 ◎近畿…大阪はセルフ150円前後にまで値上がり。神戸市以西は上昇基調が続き150円台に乗せるセルフが増えている。


 ◎中国…セルフは広島市内で2円程度上がり145~7円前後。岡山市内は8円程度上がり147~9円中心に。山口市内は3円程度上昇し146~8円前後。米子市内も1円程度上がり148円前後中心、松江市も150円前後中心に。


 ◎四国…セルフは徳島市で3円程度上がり145円前後中心に。高松市151円前後、高知市は154円前後中心と横ばい。


 ◎九州…全体的にはコスト転嫁が進んでいる。福岡市中心部は152~3円が多いが、郊外では147円前後も点在している。大分、長崎、宮崎は“低価格地帯”もあるが全体的には堅調。熊本も多くのSSで値上がり。