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需給解説
2020年1月21日
需給解説・12月 販売 G3ヵ月連続減販へ
過去10年間で最低水準に
12月ガソリン販売推計は前年比3・4%減の439・2万キロリットルとなり、3ヵ月連続で減販となったと推計される。一方、12月のガソリン在庫は167・3万キロリットルで低水準が継続したとみられる(2019年12月の販売量と月末在庫は本紙、19年度販売量は資源エネルギー庁推計)。
エネ庁統計による11月内需は、前年比でガソリンが0・5%減の402・7万キロリットルで2ヵ月連続の減販となった。中間留分は、灯油が2・8%増の135・5万キロリットルと2ヵ月ぶりの増販、軽油は2・4%減の283・3万キロリットルと2ヵ月連続の減販となった。
一方、12月のガソリン内需推計については前年比3・4%減の439・2万キロリットルで3ヵ月連続で減販した見通し。燃費改善など構造的な需要減少が要因と考えられ、この10年間で最も少なくなったとみられる。資源エネルギー庁が昨年3月末に示した2019年度におけるガソリン需要の見通しは前年比1・2%減の4997・5万キロリットル。4~12月の本紙累計見通しは2・7%減の3885・9万キロリットルで、エネ庁見込みよりも低調となる。今年度に入ってから4月と9月以外は全て減販と厳しい状況。
石連週報でみる12月出荷量は、前年比で第1週=7・6%減、2週=7・0%減、3週=3・4%減、4週=12・0%減、5週=2・0%増で、月間平均を日割計算すると4・8%減で推移した。
中間留分は、灯油が2・4%減の245・3万キロリットルとなり、2ヵ月ぶりの減販となった模様。軽油は1・8%減の294・5万キロリットルで3ヵ月連続で減販した見通し。