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奈良 相次ぐSS強盗事件に注意喚起

 昨年12月31日の深夜に、奈良県大和郡山市のガソリンスタンド(非組合員)で強盗事件が発生した。犯人は店舗事務所に侵入し、閉店作業をしていた2人の従業員を刃物で脅して金庫を開けさせ、現金約880万円を奪い現在も逃走中。
 近隣府県では昨年7月に京都府八幡市のガソリンスタンドで100万円を超える現金が、同じく10月には滋賀県栗東市のガソリンスタンドで約200万円を奪われる事件が起きている。
 主な被害状況は、従業員、顧客の少ない時間帯であった。従業員に金庫まで案内させた。年末の繁忙期で金庫内には多額の現金があったことなどがわかっており、奈良石商・協(増尾朗理事長)では、ガソリンスタンドを狙った強盗・窃盗事件の拡散を防ぐため、組合員に防犯対策の強化を呼びかけている。
 また、奈良県警察本部は防犯対策として、複数勤務体制の確立。事務所等の確実な施錠。非常ベル、非常通報装置。カラーボールの定期的な点検整備と全従業員への使用方法の周知。防犯カメラの方向や作動確認。店舗内外への不審者等への警戒、来客への声かけの励行。金庫を固定する。金庫に多額の現金を置かないなど、防犯情報誌(写真)で注意を喚起している。