東北
市場
2020年1月25日
11月・販売実績 寒波が後押し、灯油12・7%増
東北地方の11月の石油製品販売実績は、寒さが訪れたことで灯油が前年同月比で2桁の伸びとなった一方、ガソリン、軽油は微減となり、全油種では前年比3・1%減の99万4344キロリットルだったことが、東北経産局のまとめでわかった。
灯油は前年比12・7%増の23万9584キロリットル。ただ、これは昨年が記録的な暖冬で壊滅的減販だったためで、約30万キロリットルだった一昨年実績には遠く及ばない。県別では青森30・2%増、秋田16・7%増、岩手13・7%増と北3県が2桁の伸びとなった一方、南3県は福島8・0%増、宮城2・6%増、山形1・1%増にとどまった。
ガソリンは0・4%減の34万306キロリットル。県別では10・4%増の青森以外は0・8~2・7%の減少だった。
軽油は1・8%減の27万1251キロリットル。秋田、青森、福島の3県で11・8~2・1%増となった一方、宮城、岩手、山形は7・1~5・1%減少。A重油は8・3%減、C重油は68・5%減となった。