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警察庁・JAFシートベルト着用率調査

警察庁とJAFが1月24日公表したシートベルト着用状況調査結果(一般道路782ヵ所、高速道路104ヵ所で昨年11月実施)によると、着用率は一般道、高速道でそれぞれ「運転席」98.8%、99.6%、「助手席」95.9%、98.3%、「後席」39.2%、74.1%となった。
 近年の傾向として、前席はほぼ横ばい。後席は少しずつ上昇傾向もうかがえるが、10年前に比べ一般道で5.7ポイント、高速道でも10.7ポイントの増加にとどまっており、今後は特に後席の着用を促すため、非着用時の危険性を強調した広報啓発活動や、着用による被害軽減効果を実感できる衝突実験映像などを用いた交通安全教育を推進する。
 都道府県別にみると、後席の着用率が低かったは一般道で沖縄(9.7%)、宮崎(20.5%)、鹿児島(25.8%)、大分(26.7%)、佐賀(27.9%)、高かったのは群馬(57.0%)、埼玉(54.8%)、長野(53.6%)、岐阜(53.3%)、新潟(51.9%)、高速道で低かったのは沖縄(49.6%)、岡山(50.6%)、佐賀(54.4%)、山梨(60.7%)、兵庫(62.3%)、高かったのは青森(93.2%)、岩手(88.4%)、京都(87.4%)、島根・愛媛(各87.2%)の順で続いた。