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JXTGエネ賀詞交歓会で大田社長「チーム“ENEOS”へ結束」

SS生活プラットフォーム化「モビリティ事業」と「ライフサポート事業」を拡充
約1300人が参集した賀詞交歓会で年頭あいさつする大田社長
約1300人が参集した賀詞交歓会で年頭あいさつする大田社長

 JXTGエネルギーの大田勝幸社長は1月8日、全国の特約店・物流協力会社から約1300人が品川区内のホテルに参集して盛大に開催された賀詞交歓会であいさつに立ち、ワンチームの“ENEOS”として特約店・SSと一層結束し、未来に向けてブランドと経営をさらに磨き上げたいなどと訴えた。
 同社とJXTGホールディングスは6月、実質的に1つの事業持株会社となり、商号も変更するが「我が国エネルギー業界のトップブランドとして広く認知されるに至った。2001年以来、特約店・SSの皆様とともに育ててきたブランド“ENEOS”を社名として名乗ることには当社の想いと決意を込めている。真のパートナーシップで結ばれたチームとして、このブランドをさらに大きく輝かしいものとして磨き上げていきたい」と強調した。
 そのうえで、SSプラットフォーム化はモビリティ事業とライフサポート事業の2つを事業領域として検討している中、広島県で実証中のデリバリー型カーシェアリングサービスは順調に利用者が伸びているが、今後は他のモビリティサービスにも進出し、「既存のSSビジネスと組み合わせることで、ENEOSならではの高い利便性と競争力のあるサービスを作り上げたい」との意欲をみせた。
 さらに、ライフサポート事業ではSSの強みである地域密着性とSSスタッフのおもてなしの力を活かし、コインランドリー事業の実証だけでなく「さらなる発展形や他サービスへの拡大により、ENEOSのブランドイメージとして“エネルギー”に加え“生活サポート事業体”も構築したい」と展望を語り、多面的にSSの収益力向上を支援していく考えを示した。