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原油コスト0.2円上昇

 卸価格に影響する中東産原油の円建て週間コストは、前週比㍑0.2円上昇した。中東情勢が不安定化する中、原油価格が乱高下している。イラン革命防衛隊の司令官殺害から始まった中東情勢のさらなる緊迫化は、米国トランプ大統領の戦争回避発言などににより、一気に原油価格の下落につながった。直近10日の東商取プラッツ・ドバイ原油は、㌦建てで前日比0.35㌦安のバレ64.27㌦、円建ては0.1円安の44.3円となった。
 一方、国内の陸上ガソリンスポットは弱含み。商社は当初1.5円程度の価格値上げを見込んでいたが、最終的には逆に0.5円程度の値下げを予測している。