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忠エネ・自立型組織目指し成長を

 伊藤忠エネクスの岡田賢二社長は先ごろ明らかにした年頭所感で、自立型組織への成長を呼びかけた。
 岡田社長は同社のメインの仕事はエネルギーを安全に安定・継続的に届けることであるとしたうえで、昨今多発する災害は、それを妨げるだけでなく、同社の存在意義を根底から脅かす恐れがあることを指摘。昨年末からグループ内の災害対応の見直しを進める中、関係者に対して、いま一度想定を超える災害もあり得るという前提で足元を見直すよう求めた。
 また、「災害対応は、その組織のポテンシャルが試される。非常時は全く情報が手に入らない、周辺と連絡も取れないという状況に置かれてしまうかもしれない。日常のオペレーションを超えた判断を各人に対して求めることになるはずだ。指示待ち族や上司の顔色を忖度してばかりいる人が多い組織は、災害対応もうまくいかない。自立型組織に成長していくことが当社の進むべき方向である」と強調した。