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北陸経済概況 〝足踏み感〟も人手確保厳しく

 中部経産局電力・ガス事業北陸支局は、最近の北陸地域(富山、石川、福井)の経済概況をまとめ、このほど発表した。生産は弱含み、設備投資も横ばいで「全体に足踏み感がみられる」としながらも「雇用は着実に改善し、労働需給は引き締まってきている」としている。
 昨年10月指標で富山、石川、福井3県の乗用車新車登録台数(軽自動車含む)は月間7218台で、消費増税直前の9月の1万3273台から大きく落ち込み前年同月比でも30・4%減。全国平均25・1%を上回る大幅な減少となった。個人消費もコンビニやドラッグストアはまずまずだったが、百貨店やスーパー、家電大型店などは前年を下回った。SS業界が苦しんでいる雇用については、求人が求職を依然として上回って完全失業率は1・8と低水準を維持、23ヵ月連続で改善としている。