全国 市場

原油コスト0.7円下落

2週続落で累計2.2円安に

 今週の卸価格に影響する中東産原油の円建て週間コストは前週比㍑0.7円値下がりした。2週続落で累計2.2円安。中国発端の新型肺炎が世界経済の停滞につながるとの懸念や、市場全体に余剰感が強いことなどから、下げ基調が続くと予測されている。直近24日の東商取プラッツ・ドバイ原油は㌦建てで前日比0.08㌦高のバレル61.00㌦、円建ては0・1円高の42.1円。
 国内ガソリンスポットは、2月に向けたリセット機運も出ているが、明確な上げ基調には至らず、系列仕切りも微落とみる商社からは「良くて横ばい、さらに下げなくては売れない」との声も。ただ、売りムードは下火になりつつある。24日のTOCOMウインドウ・ガソリン陸上は前日比横ばいの117.8円。