全国 組織 元売

経営部会が太陽、キグナスを歴訪。需給適正化・販社率先を要請

住民拠点SS整備の協力も
太陽石油との懇談では住民拠点SS推進も話し合われた
太陽石油との懇談では住民拠点SS推進も話し合われた

 全石連経営部会の喜多村利秀部会長、亀井喜久雄、村上芳弘の両副部会長は1月16~17日に、2020年初の元売歴訪として、太陽石油、キグナス石油の2社を訪問した。
 経営部会としては昨年、JXTGエネルギー、出光興産、コスモ石油マーケティングを歴訪。今回はそれに続くもの。太陽は吉井伸吾専務執行役員、中山信二執行役員、北島隆広販売統括部長、キグナスからは杉浦克徳取締役リテール販売事業部長兼リテール販売部長、菊池満幸リテール販売事業部リテール販売部営業・販社管理グループ課長が応対した。
 両社に対して、喜多村部会長は元売集約やガソリン内需減が進む中、市場において需給のさらなる適正化が必要なことに加え、元売販社SSが率先垂範することによって、中小SSに範を示すことが大事であると訴えたほか、4月以降の消防法改正でタブレットによる給油許可が可能なることなどについて意見交換した。
 さらに現在、石油販売業界として、災害時に備え、自家発電設備を設置した住民拠点SSを1万5千ヵ所まで倍増させることが直近の大きな課題になっていることを伝えるともに、両社の系列SSにおける協力を要請した。