関東・東京 インタビュー 連載

【東西南北】埼玉・飯島徹理事 ★多角化

地域ニーズに応えて

 「東松山支部はエリアが広い。組合員の交流を活発化させ、災害時などは助け合える関係を築いていきたい」と話すのは、埼玉石商(内藤英一理事長)の理事・東松山支部長の飯島徹氏。「人手不足で難しい事情もあるだろうが、会合など組合活動の参加率を高められれば」。
 飯島氏が経営する飯島商店(本社・埼玉県東松山市、JXTG系)は関越自動車道の東松山ICから車で5分の立地。首都圏中央連絡自動車道(圏央道)が2017年に開通して以降は、近くの工業団地などに物流施設が相次いで稼働し、燃料需要が上向いたという。
油外では「タイヤ販売が好調」という。スマートホンのアプリを使った電子決済を導入するなど、新しい取り組みにも積極的だ。
 SSの隣接地に店を構え酒やたばこ、食品なども販売。地酒やウイスキーなど和洋酒がずらりと並ぶ。飯島氏は地元の酒販組合の理事長も務める。たばこは200種類以上を取り扱い、手巻きや外国産の格安品もある。さらに大手電機メーカーに在職した経験を生かし、パソコン教室も運営。自ら子どもやシニアに教えている。