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長野・信和商会 クレベリン導入し感染防止 

車内でもインフル対策

 インフルエンザに最大限の警戒が必要な時季に入った。予防接種のほか、こまめな手洗いやうがいで対策している人も多いが、それでも心配。信和商会(本社・長野県岡谷市、五味保幸社長・JXTG系)岡谷SSでは、車内のインフル予防も万全にしてもらおうと、二酸化塩素を用いた除菌消臭剤「クレベリン」を使った感染防止を来店客に提案している。

「クレベリン」をPRするスタッフ
「クレベリン」をPRするスタッフ

 乗り降りする頻度が多いほど、外部から車内に様々なウイルスが持ち込まれる。同SSが手掛ける「車両用クレベリン」サービスは、無人の車内に発生機を設置し、スイッチを入れて約15分間、クレベリンを拡散させる仕組みだ。
 二酸化塩素で空気中などのウイルスや菌、カビを酸化させ機能を低下させる。ペット臭やたばこ臭など、気になるニオイの消臭にも有効。価格は2700~3780円で、効果は3ヵ月ほど持続するという。 
 同SSは2018年から車両用クレベリンを導入した。五味社長は「それまでは車の外側をキレイにすることを重視し、車内の環境改善サービスにはあまり力を入れていなかった」と振り返る。車内環境の整備も強化するため、中堅社員で構成するCS(顧客満足度)事業推進室のメンバーで対応を検討。除菌効果に優れ作業も容易なクレベリンに目を付け、新メニューに加えた。
 インフルエンザが流行する11月下旬から2月上旬ごろにかけて、販促を強化。特に洗車や車内清掃の需要が高まる年末を中心に、最後の総仕上げに利用する客が多いという。
 「クレベリンがインフル対策に有効だと啓発しつつ、小さい子どもや受験生のいる家庭、高齢者にターゲットを絞り営業をかけている」と五味社長。「インフルシーズンに予防接種を打つような感覚で、愛車のクレベリン除菌も定着してほしい」。